KIRIYASIDE(補完創作話 2)
中間テスト以降

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2人ほのか(第20話)

(戦闘前にポイズニー、キリヤに「中間テスト」時の裏切りについてちょっと言及)

「キ・リ・ヤ♪」
「姉さ・・・うっ!」
「なによその顔。このコの姿だと、そんなにビビるぅ?・・・キリヤ、思ったんだけど。アンタ、このコに気があるんじゃナァイ?」
「ちっ違うよ、ただ・・・。彼女達も戦いたくて戦っているワケじゃないらしいし。こっちは石さえ手に入りゃいいんだから、殺すのはナシにしないか?姉さん」
「フーン。アンタがそう言うなら、まだ穏便に盗む策も無いワケじゃないけど。でもアタシだって必死なんだからね。“こないだ”みたいに邪魔はさせないわよ。キリヤ。」
「・・・わかってるさ。」
「『戦闘は好きだけどトドメは刺さない』ってのがアンタの甘いトコよね。敵が弱っちかったらそれも可能だけど、下手な手加減はコッチが命取りよ。もうそんな余裕は無いんだってこと、憶えておきなさい。」
「・・・・・・。」
「じゃ、行ってくるわね。」
「え?その格好で?!」
「“策がある”って言ったでしょーが。姉さんの実力、見せてあげるわ。」
「戦果、期待してるよ。・・・じゃあ本物は、僕が引き止めておくか。」
「頼んだわよ。」


本編:キリヤ「でも、香水なんかつけなくても・・・。」ほのか「何?」キリヤ「・・・あ、いえ、じゃっ。」

(・・・僕は今、何を言おうとしたんだ?やっぱり、姉さんの言う通りなのか?僕は、僕は・・・彼女のことを・・・!!)

※第20話の実際の会話は、ほのかに声はかけたものの、自分の気持ちに気付いて焦り、ほのかを引き止めきれずにその場を離れたキリヤ・・・という私的解釈



キリヤの慟哭

(・・・こんな、こんなことになるなんて!!姉さん!!!!姉さん!!!!うぁーーーーーーーーー!!!!)


※第20話ラストの慟哭を別角度で描こうとトライしたもの。


補完おまけ:自作キリヤマンガより

姉さん・・・。

正直、姉さんが闇に消えて、こんな喪失感があるとは思ってもみなかったよ。


これが“心”ってモンか・・・。


─── 姉さんを失ってまで
・・・僕はいったい彼女に
何を望んだんだろう? ───


※自作漫画「第21話キリヤサイド」。土手でほのかと別れた後のシーン、セリフのみ抜粋。イラストは漫画とは別に描き下ろし。


補完ストーリーまとめ

キリヤは心境変化が激しかったので、見る人それぞれに想像力を掻き立てられるおいしいキャラだったんではないだろうかと。そんなわけで自作漫画にこんな落書きも描いていたり(笑)。
(小悪魔キリヤ・・・→)

細かいところで間違っていたり、他の方の解釈もございますでしょうが、あくまで私の中の「キリヤイメージ」ということで、どうかお許しくださいませ。

で、以下はおまけのほのかちゃんの回想です

26話後〜ほのかの回想1

“なかったこと”になんて出来ない。 あの時、「彼」は確かにあそこに存在していた。

ドツクゾーン、あの荒涼とした世界。そこに彼の気配は無かった。私達が送り返したと思っていた人達の姿も・・・。ただ一人のイルクーボがジャアクキングに消された時、その姿がキリヤ君に重なった。あれがジャアクキングのやり方っ・・・!!彼が言っていた「闇に“還る”」って・・・そういうことだったの?!メップルは最初、「大丈夫、“帰った”だけ」って言ってた筈なのに。

なぎさも私も口には出さない。けれど・・・きっと感じているはず。 「─── 私達、間接的にであれ“人を殺した”の・・・?」

今私達はこの世界を、ミップル達を守るだけで精一杯。こんな戦い、早く終わらせたい。早く終わらせて、ドツクゾーンの正体を見極めたい。「生き残る」という思いを胸に向かってきた「彼」の、そして「あの人達」の存在をそこに確かめるまでは・・・負けられない!!

“全てを救いたい”なんて奇麗事・・・詭弁かもしれないけれど。そう希望を持って、頑張るしかないよね。キリヤ君・・・。

ほのかの回想2

聖子のラブレターの時もそうだった。
最後のあの時もまた、あなたの心に気付かなかった私。一方的な理想論ばかり押し付けていた私。あなたの運命の重さを、思いやれなかった私。
もう謝ることも出来ないなんて・・・そんなの嫌!!もし・・・もしもう一度会うことが出来たら、もっとあなたのことを理解したい。
キリヤ君、あなたは今、どこにいるの?もう、会えないの・・・?


※キリヤの首にかけていた紐は消えなかった・・・ということにさせてください。形見の品が「果たし状」じゃあんまりなので(涙)。


※以上、2004/10/02(土)までの絵日記より抜粋したもの

49話後〜KIRIYASIDE
mark キリヤ君は今・・・?(ラフ漫画)
第49話以降、キリヤ君はドツクゾーンにいると想定して作ったコメディ。本編に添った形のお話の挿入ではなく、全くの想像です。
49話ラストの少年はキリヤ君なのか他人の空似なのか、未だに謎のままですが・・・。(文字クリック別窓)


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